シンクロトロンベースの陽子照射とライナックベースの電子超高線量率照射の間の急性胃腸毒性の不一致。

原題
Discordance in acute gastrointestinal toxicity between synchrotron-based proton and linac-based electron ultra-high dose rate irradiation.
背景:本研究では、マウスにおける急性放射線誘発胃腸毒性に対する線量率(超高対従来)とビーム構成(シュートスルー対スプレッドアウトブラッグピーク)の影響を調べ、特にシンクロトロンベースの陽子とライナックベースの電子を比較した。

方法:雌C57BL/6Jマウスに種々のビーム構成と照射線量率で腹部照射(12〜14 Gy)を行った。再生空腸腺窩を評価して、毒性と生存率を評価した。

結果:pFLASHは、pCONVおよびeFLASHと比較して、最も低い空腸陰窩再生および最も低い生存率を示し、有意な胃腸毒性効果を示した。

結論:シンクロトロンベースのpFLASHはpCONVと比較して放射線誘発毒性を増加させ、臨床応用のための慎重な処置検討パラメータの必要性を強調した。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.01.007
PMID: 39862897

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