オミクロン期間中の免疫抑制集団における感染率および入院率に対するSARS-CoV-2スパイク抗体陽性の影響:MELODY研究。

原題
Impact of SARS-CoV-2 spike antibody positivity on infection and hospitalisation rates in immunosuppressed populations during the omicron period: the MELODY study.
背景:英国では、免疫が弱い人には年2回のCOVID-19ワクチンの追加接種が推奨されている。本研究では、複数回のワクチン接種後に検出不能な抗SARS-CoV-2スパイクタンパク質IgG抗体と、免疫抑制患者における感染および重症度のリスクとの関連性を検討した。

方法:プロスペクティブコホート研究には、固形臓器移植、まれな自己免疫疾患、およびリンパ性悪性腫瘍を有する参加者が含まれた。英国の健康データを用いて、抗S Ab検査、質問票、および6ヶ月間の追跡調査を実施した。

結果:21,575人の参加者のうち、検出可能な抗S Abは、コホート全体で感染率の低下(IRR:0.57~0.69)および入院の減少(IRR:0.32~0.41)と相関していた。

結論:免疫抑制患者は、予防戦略を効果的に調整するために、継続的なCOVID-19予防評価を必要とする。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(24)02560-1
PMID: 39863371

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