原題
Pertuzumab Retreatment for Human Epidermal Growth Factor Receptor 2-Positive Locally Advanced/Metastatic Breast Cancer (PRECIOUS Study): Final Overall Survival Analysis.
背景:PRECIOUS試験では、HER 2陽性の局所進行/転移性乳癌患者を対象に、トラスツズマブと医師が選択した化学療法薬(PTC)と併用したペルツズマブ再治療の有効性を、トラスツズマブと医師が選択した化学療法薬(TC)と併用した場合と比較して評価した。
方法:以前にペルツズマブで治療された患者は、PTC(n=110)またはTC(n=109)グループにランダムに割り当てられた。
結果:追跡期間中央値25.8ヵ月の時点で、全生存期間(OS)中央値はPTC群(36.2ヵ月)の方がTC群(26.5ヵ月;HR 0.73)よりも長かった。治験責任医師が評価した無増悪生存期間(PFS)もPTC群の方が良好であった。
結論:ペルツズマブとトラスツズマブによる二重のHER2遮断は、以前にペルツズマブを含むレジメンで治療された患者のOSを向上させる可能性がある。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-01673
PMID: 39854662
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