原題
Survival Among Patients Treated with Total Mesorectal Excision or Selective Watch-and-Wait After Total Neoadjuvant Therapy: A Pooled Analysis of the CAO/ARO/AIO-12 and OPRA Randomized Phase II Trials.
背景:局所進行直腸がん(LARC)に対する待機療法(WW)と強制的な直腸間膜全切除術(TME)に関するプロスペクティブなデータは少ない。CAO/ARO/AIO-12およびOPRA試験のこの解析では、選択的WWおよび全術前補助療法(TNT)後の強制的なTMEによる生存アウトカムを評価している。
方法:これらの試験では、ステージII/IIIの直腸がん患者を異なるTNT戦略に無作為に割り付け、治療反応に基づくアウトカムを比較した。一次エンドポイントは無病生存期間(DFS)であり、二次エンドポイントは遠隔、局所無再発生存期間、および全生存期間であった。
結果:628人の患者からの分析されたデータは、治療戦略間でDFS、DRFS、LRFS、またはOSに有意差を示さなかった。
結論:同等の腫瘍学的転帰は、WWがネオアジュバント療法に対して優れた反応を示す患者にとって実行可能な選択肢であることを示唆している。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.01.006
PMID: 39848335
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