原題
Letetresgene Autoleucel in Advanced/Metastatic Myxoid/Round Cell Liposarcoma.
**背景:**NY-ESO-1は、治療が困難な粘液型/円形細胞脂肪肉腫(MRCLS)の有力な標的である。
**方法:**このパイロット研究では、HLA陽性の進行MRCLS患者を対象に、養子T細胞療法NY-ESO-1cT letetresgene autoleucel(lete-cel)を評価した。2つのコホートでは、低用量または標準用量のリンパ球除去を実施し、全奏効率(ORR)および安全性を評価した。
**結果:**23人の患者のうち、20人がlete-celを受け、コホート1および2のORRはそれぞれ20%および40%であった。奏効期間中央値は5.3ヵ月および7.5ヵ月であり、無増悪生存期間中央値は5.4ヵ月および8.7ヵ月であった。有害事象にはサイトカイン放出症候群が含まれた。
**結論:**この研究は、進行したNY-ESO-1陽性MRCLSの治療におけるlete-celの臨床的可能性を示している。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-01466
PMID: 39836945
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