原題
Palliative Care Initiated in the Emergency Department: A Cluster Randomized Clinical Trial.
背景:本研究では、救急科(ED)で重篤な疾患を有する高齢者に対して緩和ケアを開始するための多成分介入の影響を調査し、入院を減少させ、健康アウトカムを改善することを目的とした。
方法:2018年5月から2022年12月まで、重大な併存疾患を有する66歳以上の患者を対象に、米国の29のEDにわたってクラスターランダム化段階的ウェッジ試験が実施された。
結果:98,922件のED受診のうち、介入により入院がわずかに減少した(介入後61.3%対介入前64.4%)が、医療の利用および死亡率を含む二次アウトカムに有意差はなかった。
結論:この介入は、ED環境で重篤な疾患を有する高齢者の入院または健康アウトカムに有意な影響を及ぼさなかった。
Journal: JAMA (CiteScore 2022: 45.4)
DOI: 10.1001/jama.2024.23696
PMID: 39813042
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