混合効果モデルは、神経膠腫の陽子線治療における線エネルギー付与の増加に伴う画像変化のリスクの増加を確認している。

原題
Mixed effect model confirms increased risk of image changes with increasing linear energy transfer in proton therapy of gliomas.
背景:本研究では、線量、線エネルギー付与(LET)、及び脳室周囲領域(PVZ)に基づく予測モデルの開発を目的として、神経膠腫患者における陽子線治療後のMRI上の放射線誘発画像変化(IC)を検討した。

方法:研究者らは、2019年1月から2021年12月までにペンシルビームスキャンで治療された乏突起膠腫または星細胞腫(WHOグレード2~4)の87人の患者を分析した。用量およびLETについてモンテカルロシミュレーションを実施した後、ICを予測するために病変加重および混合効果ロジスティック回帰モデルを実施した。

結果:ICは患者の14%に発生した。混合効果モデルは有意な患者間変動性を示した。LETの増加はICリスクの上昇と相関していた。

結論:本研究は、ICリスクに対するビーム構成の影響を強調し、この分野におけるさらなる研究の必要性を強調している。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110716
PMID: 39809419

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