KRAS-wt局所進行結腸癌患者に対するパニツムマブを併用するまたは併用しないネオアジュバントFOLFOX:FOxTROT試験に組み込まれた第II相集団に関する拡張バイオマーカーパネル後の結果。

原題
Neo-adjuvant FOLFOX with and without panitumumab for patients with KRAS-wt locally advanced colon cancer: results following an extended biomarker panel on the FOxTROT Trial embedded phase II population.
背景:FOxTROT試験では、局所進行結腸癌(LACC)におけるネオアジュバント化学療法(NAC)の有益性を評価し、RASおよびBRAF野生型患者におけるFOLFOXへのパニツムマブの追加を検証した。

方法:手術可能なステージT3-4、N0-2、M0の患者は、FOLFOX±パニツムマブを受けるようにサブランダム化することができた。RAS/BRAF突然変異はNGSを介して、EREG/AREGはRNA配列決定を介して評価された。主要評価項目は再発までの期間(TTR)であった。

結果:269人のKRAS-wt患者の中で、FOLFOX+パニツムマブは、特にEREG/AREG高群において、再発の減少傾向(12%対21%、HR=0.51、p=0.09)およびDFS、CCSS、およびOSの改善を示し、グレード3の下痢および発疹の割合が高かった。

結論:パニツムマブの追加はRAS/BRAF-wt LACCにおけるTTRを有意に改善しなかったが、ハイパーセレクションは有効性を高めた。バイオマーカーで選択された集団におけるさらなるプロスペクティブ試験が必要である。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.12.013
PMID: 39805350

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