原題
Long-term Outcomes of Definitive Chemoradiation with Proton Therapy for Treatment of Carcinoma of the Anal Canal: Combined Analysis of Two Prospective Trials.
背景:5-FU/MMCを用いた根治的化学放射線療法(CRT)は限局性肛門癌の標準であるが、重大な毒性を伴う。陽子線治療(RT)はこれらの副作用を軽減する可能性がある。
方法:2つのプロスペクティブ試験において、ステージI-IIIの肛門がん患者は、5-FU/MMCとともにプロトンRTを受けた。局所領域失敗(LRF)、無病生存率(DFS)、および遅発性毒性を含む主要アウトカムを評価した。
結果:治療を受けた患者39名(2013~2020年)の追跡期間中央値は63ヶ月であった。5年LRF、DFS、および全生存率(OS)は、それぞれ21%、69%、および75%であった。晩期毒性、特に皮膚への影響は、RTOG 0529と比較して低かった。
結論:肛門癌に対するCRTと併用した陽子線治療は、同等の疾患制御をもたらし、晩期毒性を低下させたため、治療を最適化するためのさらなる研究が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.12.034
PMID: 39800328
コメント