線量測定、ラジオミクス、およびドソミクスに基づく炭素イオン放射線療法を受けている頭頸部がん患者における急性口腔粘膜炎の正常組織合併症確率モデル。

原題
Normal tissue complication probability model for acute oral mucositis in patients with head and neck cancer undergoing carbon ion radiation therapy based on dosimetry, radiomics, and dosiomics.
背景:本研究の目的は、炭素イオン放射線療法(CIRT)を受けている頭頚部癌患者におけるグレードζ≧ζ2の急性口腔粘膜炎(AOM)を予測するための正常組織合併症確率(NTCP)モデルを開発することであった。

方法:研究者らは178人の患者のデータを分析し、訓練群(70%)と検査群(30%)に分けた。特徴選択法を用い、多変量モデルを構築し、評価した。

結果:最適なNTCPモデルは、DVHパラメータ、ラジオミクス、およびドソミクスを統合し、0.932(トレーニング)および0.959(テスト)のAUCを達成した。他のモデルよりも大幅に優れており、強力なキャリブレーションを示した。

結論:このNTCPモデルはCIRT患者のAOMリスクに対する最初のものであり、高リスク患者の臨床的意思決定と治療計画に役立つ。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110709
PMID: 39798699

コメント

タイトルとURLをコピーしました