切除不能な非転移性肝細胞癌に対するレンバチニブとペムブロリズマブの併用による肝動脈化学塞栓療法と二重プラセボとの比較(LEAP-012):多施設共同無作為化二重盲検第3相試験。

原題
Transarterial chemoembolisation combined with lenvatinib plus pembrolizumab versus dual placebo for unresectable, non-metastatic hepatocellular carcinoma (LEAP-012): a multicentre, randomised, double-blind, phase 3 study.
背景:本研究では、切除不能な非転移性肝細胞癌(HCC)を治療するために、経動脈化学塞栓術(TACE)にレンバチニブとペムブロリズマブを追加した場合の有効性を評価した。

方法:第3相試験(LEAP-012)では、480人の患者がTACEとレンバチニブおよびペムブロリズマブの併用群または二重プラセボ群に無作為に割り付けられた。主要評価項目は、独立したレビューにより評価された無増悪生存期間(PFS)および全生存期間(OS)であった。

結果:PFS中央値は治療群で14.6ヵ月であったのに対し、プラセボ群では10.0ヵ月であった(HR 0.66、p=0.0002)。24ヵ月OS率は75%対69%であり、治療群ではより重度の有害事象が認められた。

結論:この併用は有意なPFSの改善を示し、OSの検証にはより長い追跡調査が必要であるが、HCC治療に有望であることを示した。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(24)02575-3
PMID: 39798578

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