原題
Characterization and dosimetric predictors for absolute lymphocyte count changes during neoadjuvant chemoradiotherapy with or without pembrolizumab for esophageal squamous cell carcinoma: an analysis of a prospective cohort.
**背景:**本試験の目的は、術前補助化学放射線療法(nCRT)を受けた食道扁平上皮癌(ESCC)患者において、ペムブロリズマブ併用の有無にかかわらず、絶対リンパ球数(ALC)の動的変化を評価し、ALCの最低値に影響を及ぼす因子を特定することであった。
**方法:**研究者らは、ESCC患者216人(ペムブロリズマブ群144人、非投与群72人)を対象に、週1回のALC測定および線量測定分析を用いて評価し、リンパ球減少症のグレードと臨床因子との相関を評価した。
**結果:**G4リンパ球減少症は患者の16.2%に発生した。ペムブロリズマブはnCRT後のALC回復を有意に改善したが、ALCの最低値は両群で同程度であった。ALCの最低値が高いことは病理学的完全奏効(pCR)と相関していた。
**結論:**ペムブロリズマブは、ESCC患者におけるnCRT後のリンパ球減少症の回復を促進し、リンパ球減少症のリスクを最小限に抑え、免疫療法との関連で治療反応を改善するリンパ球温存技術を用いている。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02581-9
PMID: 39789555
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