原題
Neoadjuvant Nivolumab Plus Ipilimumab Versus Chemotherapy in Resectable Lung Cancer.
背景:無作為化データはまばらであるが、ニボルマブおよびイピリムマブによるネオアジュバント免疫チェックポイント遮断は、切除可能な非小細胞肺癌(NSCLC)の転帰を改善する可能性がある。
方法:第III相CheckMate 816試験では、ステージIB-IIIAの切除可能なNSCLCの成人を、術前にニボルマブとイピリムマブを投与する群と化学療法を実施する群に無作為に割り付け、イベントフリー生存率(EFS)および全生存率(OS)を含む解析を実施した。
結果:221人の患者のうち、ニボルマブ群はより良好なEFS中央値(54.8ヵ月対20.9ヵ月)および3年OS率(73%対61%)を示した。
結論:ニボルマブとイピリムマブの併用は、化学療法よりも長期的なベネフィットを示す可能性があり、高グレードの毒性発生率は低かった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-02239
PMID: 39778121
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