実用的なゲノム変化を伴う進行性または転移性非小細胞肺癌におけるダトポタマブデルクステカン:第II相TROPIN-Lung 05試験の結果。

原題
Datopotamab Deruxtecan in Advanced or Metastatic Non-Small Cell Lung Cancer With Actionable Genomic Alterations: Results From the Phase II TROPION-Lung05 Study.
背景:Datopotamab deruxtecan(Dato-DXd)は、栄養膜細胞表面抗原-2を標的とする抗体-薬物結合体であり、以前の治療後にゲノム変化を有する進行性非小細胞肺癌(NSCLC)患者のために設計されている。

方法:TROPION-Lung05第II相試験では、137人の患者がDato-DXd(3週間ごとに6 mg/kg)を投与された。主要評価項目は客観的奏効率(ORR)であり、副次評価項目には奏効期間(DOR)、安全性および生存期間が含まれた。

結果:ORRは35.8%であり、突然変異サブグループでは43.6%、再構成サブグループでは23.5%であった。DOR中央値は7.0ヵ月、疾患制御率は78.8%であった。グレード3以上の治療関連有害事象は患者の28.5%に発生した。

結論:Dato-DXdは、多くの前治療を受けたNSCLC患者において、有望な抗腫瘍活性および管理可能な安全性を示し、実行可能な変化を示した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-01349
PMID: 39761483

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