原題
Metronomic Capecitabine Plus Aromatase Inhibitor as Initial Therapy in Patients With Hormone Receptor-Positive, Human Epidermal Growth Factor Receptor 2-Negative Metastatic Breast Cancer-The Phase III MECCA Trial.
背景:転移性乳癌(MBC)におけるメトロノミック化学療法と内分泌療法の併用の効果は完全には調査されていない。
方法:この無作為化第III相試験では、2017年から2021年にかけて、中国の12施設でホルモン受容体陽性、HER 2陰性のMBC患者を登録し、メトロノミックカペシタビンとアロマターゼ阻害剤(AI)の併用とAI単独を比較した。主要アウトカムには無増悪生存期間(PFS)が含まれた。
結果:登録された患者263人のうち、併用群のPFS中央値は20.9ヵ月であったのに対し、AI単独群では11.9ヵ月であった(HR 0.58)。併用群では全生存期間の中央値に達しなかった。
結論:この試験では、AI単独と比較して、メトロノミックカペシタビン+AIの有意なPFSおよびOSの有益性が示され、副作用は管理可能であった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00938
PMID: 39746176
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