第3相無作為化CLEAR試験のバイオマーカー解析:進行腎細胞がんにおけるレンバチニブ+ペムブロリズマブとスニチニブの比較。

原題
Biomarker analyses from the phase 3 randomized CLEAR trial: Lenvatinib plus pembrolizumab versus sunitinib in advanced renal cell carcinoma.
背景:CLEAR試験では、進行腎細胞がん(RCC)の治療において、レンバチニブとペムブロリズマブ(L+P)の併用がスニチニブよりも有意に優れていることが示された。この解析では、関連するバイオマーカーを調査する。

方法:腫瘍標本は、PD-L1免疫組織化学および次世代配列決定を受けた。解析では、カルノフスキーパフォーマンスステータス(KPS)で補正して、PD-L1レベル、遺伝子シグネチャースコア、および突然変異状態と無増悪生存期間(PFS)との関連性を評価した。

結果:いずれの治療においても、PD-L1値とPFSとの間に関連性は認められなかった。高い増殖スコアはスニチニブのPFSの短縮と相関していたが、高い血管新生スコアはPFSの延長と関連していた。6つの分子サブタイプが出現したが、PFSとのサブタイプの関連は観察されなかった。

結論:L+Pは、進行したRCCにおいて、スニチニブと比較して、様々なバイオマーカーのサブグループにおいて全体的な反応およびPFSの改善を示した。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.12.003
PMID: 39672382
Open Access

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