原題
Efficacy of local-regional radiotherapy in de novo metastatic nasopharyngeal carcinoma patients receiving chemo-immunotherapy: A multicenter, propensity score matching study.
背景:本研究では、第一選択の化学免疫療法を受けているde novo転移性鼻咽頭癌(dm NPC)患者の無増悪生存期間(PFS)に対する局所領域放射線療法(LRRT)の影響を評価する。
方法:4施設の研究対患者は、傾向スコアマッチング(PSM)を用いて、LRRTを受けた群と受けなかった群の間のベースライン時の差を補正した。
結果:546人の患者の中で、LRRTは有意に良好な3年PFS率と関連していた(53.2%対31.2%)。特に、オリゴ転移性疾患の患者は大きな恩恵を受けたが、ポリ転移性疾患の症例は改善を示さなかった。さらに、EBV DNAが検出不能な患者では、LRRTによりPFSが延長した。
結論:LRRTは、M1-NPC患者、特にオリゴ転移性疾患および検出不能なEBV DNAを有する患者のPFSを改善する可能性がある。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110687
PMID: 39709030
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