強度変調放射線療法で治療された上咽頭癌の段階的拡散パターンに基づく個別化された選択的原発腫瘍CTV描出後の長期転帰。

原題
Long-term Outcomes Following Individualized Elective Primary Tumor CTV Delineation Based on Stepwise Spread Patterns of Nasopharyngeal Carcinoma Treated with Intensity-modulated Radiotherapy.
背景:本研究では、10年以上にわたって開発された強度変調放射線療法(IMRT)における上咽頭癌(NPC)に対する個別化された選択的原発性腫よう臨床標的体積(CTVp)描写プロトコールを、長期の有効性と毒性に焦点を当てて評価した。

方法:IMRTで治療した7,262人の非転移性NPC患者の後ろ向きレビューを行い、5年生存率を評価し、線量測定パラメータを2018年の国際ガイドライン(2018-IG)と比較した。

結果:5年局所無再発生存率(LRFS)は93.6%であった。局所再発群と非再発群の間で線量測定に有意差は見られなかった。個別化されたプロトコルは、2018-IGと比較して照射体積を顕著に減少させた。

結論:個別化されたCTVpプロトコールは優れた長期転帰を示し、毒性を増加させることなく照射量を減少させた。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.12.006
PMID: 39701547

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