子宮頸癌に対して根治的治療を受けた患者における循環骨髄由来抑制細胞集団に対する外照射療法および小線源治療の効果。

原題
Effect of External Beam Radiation Therapy and Brachytherapy on Circulating Myeloid-Derived Suppressor Cell Populations in Patients Treated Definitively for Cervical Cancer.
背景:骨髄由来抑制細胞(MDSC)は癌の免疫抑制に寄与し、予後不良と相関する。MDSC集団に対する放射線療法の影響は十分に調査されていない。

方法:局所進行子宮頚癌の未治療患者を登録し、外部ビーム照射と小線源治療の前後に採血した。フローサイトメトリーでMDSCの有病率を分析し、顆粒球性(g-MDSC)、単球性(m-MDSC)、および早期MDSC(e-MDSC)のサブセットを特定した。

結果:MDSCの頻度は進行した病期とともに増加し、近接照射療法後にピークに達し、特にg-MDSCの6.44倍の増加を示した。MDSCの拡大と治療反応との間に相関は記録されなかった。

結論:本研究は、CRTが子宮頸癌患者において循環MDSC、主にg-MDSCサブセットを上昇させるが、治療効果との明確な関連はないことを強調している。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2024.101677
PMID: 39703718

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