原題
A Randomized Study of Consolidation Chemoradiation (CTRT) versus Observation after first line chemotherapy (CT) in Advanced Gall bladder Cancers (GBC):RACE-GB study.
**背景:**進行胆嚢癌(GBC)は、化学療法(CT)による標準治療にもかかわらず予後不良である。CT後の強化同時化学放射線療法(CTRT)の役割は依然として不明である。
**方法:**1件のランダム化試験では、4サイクルのCT後に病勢安定または部分奏効が得られた患者135人を対象とし、CTRTまたは観察に割り付けた。CTRTには、3 D原体照射法とカペシタビンの同時併用が含まれ、計54 Gyを照射した。
**結果:**CTRTは全生存期間中央値を4ヵ月(観察)から10ヵ月(CTRT)に有意に改善し、ハザード比は0.43(P<0.001)であった。有害事象は管理可能であり、生活の質は安定していた。
**結論:**CTRTは、切除不能な進行GBCにおいて、生活の質を損なうことなく生存期間を有意に延長させるため、代替標準治療と考えるべきである。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.11.099
PMID: 39675683
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