リンパ節GTVからの幾何学的-解剖学的拡張による一段階の頸部リンパ節CTV描写を伴うIMRT後の頸部リンパ節陽性上咽頭がんの長期転帰:二重施設の経験。

原題
Long-term outcome in cervical lymph node-positive nasopharyngeal carcinoma following IMRT with one-step cervical nodal CTV delineation by geometric-anatomic expansion from nodal GTV: A double-center experience.
背景:本研究では、一段階リンパ節CTV描写法を用いて強度変調放射線療法(IMRT)で治療した頚部リンパ節陽性鼻咽頭癌(NPC)患者の長期転帰を評価した。

方法:2つの学術センターで治療された807人のCLN+NPC患者からのデータを、領域制御(RC)および全生存(OS)に焦点を当てて分析した。CTVはGTVからの幾何学的-解剖学的拡大によって定義され、リンパ節容積線量は2018年の国際ガイドラインと比較された。

結果:5年RCおよびOS率は95.8%および86.2%であった。ガイドラインと比較して、リンパ節容積に対する治療量および予防量の有意な減少が観察された。

結論:ワンステップCTV描写は、CLN+NPC治療における安全性と有効性を示し、顕著な線量測定上の利点がある。リンパ節転移が不明な患者には注意が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.12.002
PMID: 39674327

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