原題
Concurrent vs. Sequential Adjuvant Capecitabine-Based Chemoradiation in Residual TNBC after neoadjuvant-chemotherapy: A Multicenter comparative Study.
**背景:**トリプルネガティブ乳癌(TNBC)は予後不良であり、術前全身療法(PST)後の残存病変には補助カペシタビンが標準である。術後放射線療法(RT)とカペシタビンのタイミングは依然として不明である。
**方法:**この多施設レトロスペクティブ研究では、連続RTとそれに続くカペシタビン(RT→CAP、n=255)またはRTとカペシタビンの同時併用(RT+CAP、n=236)のいずれかを受けた491人の患者を評価した。カプラン・マイヤー法および多変量Cox回帰を用いて生存アウトカムを解析した。
**結果:**追跡期間中央値41.8ヵ月で、RT+CAP群は、RT→CAP群と比較して、無病生存率(DFS)および全生存率(OS)が有意に改善したことを示した。毒性レベルは両群で同程度であった。
**結論:**RTとカペシタビンの同時併用(RT+CAP)は、有害事象を増加させることなくTNBC患者の腫瘍学的転帰を改善する有望なアプローチである。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.11.109
PMID: 39672514
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