乳癌における腋窩手術-INSEMA試験の主な結果。

原題
Axillary Surgery in Breast Cancer – Primary Results of the INSEMA Trial.
背景:生存のための乳房温存療法における外科的腋窩病期分類の必要性は依然として不明である。

方法:このプロスペクティブ無作為化非劣性試験では、臨床的にリンパ節転移陰性のT1またはT2の侵襲的乳癌患者を対象に、腋窩手術の省略とセンチネルリンパ節生検を比較し、主要アウトカムとして5年侵襲的無病生存率に焦点を当てて評価した。

結果:5502人の適格な患者のうち、4858人が分析された。5年浸潤無病生存率は、手術省略群で91.9%、手術群で91.7%であり、非劣性基準を満たしていた。手術省略群ではリンパ浮腫の発生率が低く、腕の可動性が改善した。

結論:外科的腋窩病期分類を省略することは、センチネルリンパ節生検に対して非劣性であり、6年間の追跡後の適切な患者における検討を支持した。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2412063
PMID: 39665649

コメント

タイトルとURLをコピーしました