原題
FLASH Bragg-peak irradiation with a therapeutic carbon ion beam: first in vivo results.
背景:超高線量率(UHDR)照射、特にFLASH効果は、従来の線量率(CDR)治療と比較して腫瘍を制御しながら正常組織の温存を促進することにより、癌治療に有望である。この効果の背後にあるメカニズムは、特に高LET重イオンを使用した場合、依然として不明である。
方法:本研究では、臨床的に適切な条件下で骨肉腫マウスモデルに対する20 GyのUHDR重イオン照射を、拡散ブラッグピークに焦点を当てて評価した。
結果:UHDR照射は腫よう制御を維持しながら正常組織への毒性を低下させた。免疫活性化レベルはUHDR群とCDR群の両方で類似しており、バランスのとれたメタゲノム状態をもたらした。
結論:UHDRは重イオン療法における安全性と有効性を高め、多様なモデルでのさらなる検証を保証する。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.11.089
PMID: 39608612
Open Access
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