多発性骨髄腫に対するGタンパク質共役型受容体クラスCグループ5メンバーD(GPRC5D)を標的とするキメラ抗原受容体T細胞療法であるMCARH109の第I相試験:最新の解析。

原題
Phase I Trial of MCARH109, a G Protein-Coupled Receptor Class C Group 5 Member D (GPRC5D)-Targeted Chimeric Antigen Receptor T-Cell Therapy for Multiple Myeloma: An Updated Analysis.
背景:MCARH109は、再発/難治性多発性骨髄腫に対するGPRC5Dを標的とした革新的なCAR T細胞療法である。

方法:17人の患者を含む第I相試験では、150×10 CAR T細胞の最大耐量でMCARH109の安全性と有効性を評価し、追跡期間の中央値は37か月であった。

結果:新たな重篤な有害事象は発生しなかった。12人の患者(71%)が治療に反応し、反応期間の中央値は8.6ヶ月であった。2人の患者は追跡調査時に厳格な完全奏効を達成したが、3年全生存率の推定値は59%であった。

結論:MCARH109は安全であり、特に以前にB細胞成熟抗原を標的とした治療を受けた患者において有望な有効性を示している。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-01785
PMID: 39631041

コメント

タイトルとURLをコピーしました