肺癌における放射線化学療法およびdurvalumabの時間帯と腫瘍制御との関連。

原題
Association of the time of day of chemoradiotherapy and durvalumab with tumor control in lung cancer.
背景:本研究では、概日リズムが免疫とDNA修復に関連した遺伝子の発現に影響するため、局所進行非小細胞肺癌(LA-NSCLC)患者の疾患制御と生存に及ぼす放射線療法とdurvalumab(抗PD-L 1)のタイミングの影響を検討した。

方法:2017年から2022年までに化学放射線治療とdurvalumabで治療した178人の患者のレビューで、無増悪生存期間(PFS)、無遠隔転移生存期間(DMFS)、局所領域対照(LRC)、及び全生存期間(OS)を調べた。

結果:より高いPFSおよびOSが認められ、放射線療法のタイミングは進行および転移に対する保護効果を示したが、durvalumab注入のタイミングは転移リスクの増加と相関していた。

結論:LA-NSCLCにおける疾患制御には治療タイミングが極めて重要であり、治療法によって異なる。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110658
PMID: 39626792

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