原題
Randomized, Phase III Trial of Mixed Formulation of Fosrolapitant and Palonosetron (HR20013) in Preventing Cisplatin-Based Highly Emetogenic Chemotherapy-Induced Nausea and Vomiting: PROFIT.
背景:本研究では、高度催吐性化学療法(HEC)を受けている患者の化学療法誘発性悪心・嘔吐(CINV)を予防するために、ホスロラピタントとパロノセトロンを組み合わせた固定用量の制吐薬であるHR20013を、ホスアプレピタントとパロノセトロンに対して評価した。
方法:非劣性試験では、化学療法未治療患者を、2サイクルのシスプラチンベースの化学療法にわたって、デキサメタゾンと併用して、HR20013またはホスアプレピタント+パロノセトロンのいずれかを投与する群にランダムに割り付けた。
結果:全体の完全奏効率は、HR20013群で77.7%、対照群で78.2%であり、非劣性が確認された。HR20013は、サイクル2における日常生活への影響の低下を示したが、遅延奏効率における優位性は示さなかった。
結論:HR20013とデキサメタゾンの併用は効果的で忍容性が高く、標準レジメンと同等のベネフィットを提供すると同時に、患者の生活の質を向上させる可能性がある。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-01308
PMID: 39621965
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