新しいがん治療薬の生存利益の確実性に対するアクセス速度の選好:離散選択実験。

原題
Preferences for speed of access versus certainty of the survival benefit of new cancer drugs: a discrete choice experiment.
背景:本研究では、より迅速なアクセスのための新しい抗癌剤の臨床的利益に関する不確実性を受け入れる癌患者の意欲を調査し、これらの選好に影響する因子を調査した。

方法:がん経験のある高齢者の全国を代表するサンプルが、生存ベネフィットの確実性およびFDAの承認遅延を含む5つの属性に基づいて2種類のがん治療薬に対する選好を評価するオンライン離散選択実験に参加した。

結果:870人の回答者の中で、生存利益の確実性が高いこと、およびFDAの承認の遅れに対して強い選好が現れた。回答者は、生存利益の保証のために最大21.68ヶ月間待つことをいとわず、高齢者、非白人、および低所得者は、待ち時間に対する感受性が高いことを示した。

結論:参加者は、がん治療薬への迅速なアクセスよりも確実性を支持しており、FDAの迅速な承認に関連する生存ベネフィットに関する重大な懸念を示している。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00596-5
PMID: 39571597
Open Access

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