結腸鏡検査スクリーニング結果が陰性であった後の大腸がんの発生率と死亡率。

原題
Colorectal Cancer Incidence and Mortality After Negative Colonoscopy Screening Results.
背景:結腸鏡検査スクリーニング(NCS)陰性後の10年間の再スクリーニング間隔の有効性は、いくつかの研究が結腸直腸癌(CRC)の長期の低リスクを示していることを考えると、疑問視されている。

方法:このコホート研究では、人口統計学的因子および生活様式因子から得られたリスクスコアに基づいてCRCの発生率および死亡率を評価するために、1988年から2020年までの195,453人の参加者を追跡した3つの大規模な米国集団からのデータを分析した。

結果:NCSの陰性結果は、有意に低いCRC発生率(HR、0.51)および死亡率(HR、0.56)と相関していた。低リスクの個人は、スクリーニング後16年および25年まで、高リスクの個人の10年間の累積発生率と一致しなかった。

結論:これらの知見は、低リスクの個人に推奨される10年を超えて再スクリーニング間隔を延長する可能性について、患者と医師の話し合いを提唱している。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.5227
PMID: 39602147

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