原題
Proton FLASH Irradiation Using a Synchrotron Accelerator: Differences by Irradiation Positions.
背景:本研究はシンクロトロン陽子ビーム加速器を用いた超高線量率(UHDR)放射線システムを作成し,培養細胞とニワトリはいに対する照射効果を評価することを目的とした。
方法:高周波電力を用いてプロトンを迅速に抽出し、従来の放射線と比較したUHDR-RTを種々の細胞株およびニワトリ胚に適用し、増殖速度、細胞周期の進行および生存に焦点を当てた。
結果:UHDR-RTは、顕著なアポトーシス効果およびG2期停止を伴う、従来の方法と同様の効果的な細胞殺傷を示した。V79スフェロイドでは細胞殺傷の増強が認められたが、ニワトリ胚では生存率の上昇が認められ、FLASH効果が示唆された。
結論:UHDR-RTは、ニワトリ胚においてFLASH効果を誘発し、より高い癌細胞殺傷効果は、増加した線形エネルギー移動に起因した。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.11.066
PMID: 39549758
Open Access
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