放射線治療を受けた局所前立腺癌患者における排尿機能と前立腺容積の変化の解析;プロスペクティブ研究。

原題
Analysis of urinary function and prostate volume changes in localized prostate cancer patients treated with carbon-ion radiotherapy; a prospective study.
背景:炭素イオン放射線療法(CIRT)は、限局性前立腺癌(PCa)の治療として有望であることが示されており、そのアウトカムの5年間のプロスペクティブ解析が促されている。

方法:前立腺癌が確認された研究対患者は、16分割で57.6 Gy(RBE)のCIRTを受けた。経直腸的超音波検査(TRUS)による前立腺容積評価と並行して、尿流測定(UFM)および残尿測定を様々な間隔で実施した。

結果:304人の患者を分析したところ、治療後のUFMパラメータの最初の低下が明らかになり、3ヶ月後には正常化した。前立腺容積は有意に減少し、3年後には流量が顕著に改善した。

結論:CIRTは一時的な排尿障害を引き起こし、3か月後に安定し、良好な長期転帰を示した。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02563-x
PMID: 39563371

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