原題
The current and future global burden of cancer among adolescents and young adults: a population-based study.
背景:青年および若年成人(15~39歳)のがんは依然として十分に研究されていない。この研究では、2022年のこの人口統計学的データおよび2050年の予測における世界的ながんの負担を定量化し、発生率、死亡率、および致死率のパターンに焦点を当てている。
方法:本研究では、GLOBOCANデータベースを利用して、すべてのがんを合わせた新規症例、がん関連死、および年齢標準化率、および33の特定のタイプを分析し、死亡率/発生率比を用いて致死率を計算した。
結果:2022年には、約1,300,196人の症例と377,621人の死亡があった。女性の青年および若年成人は発生率および死亡率が高く、低所得国では負担が大きかった。
結論:がんの負担は、特にHDIが低い状況では増加すると予想されており、世界的な格差に対処するためには、対象を絞ったがん対策の取り組みが必要であることが強調されている。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00523-0
PMID: 39557059
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