進行HER 2陰性胃がんまたは胃食道接合部がん(ARMANI)患者を対象とした、スイッチ維持療法としてのラムシルマブ+パクリタキセルと、オキサリプラチンをベースとした一次化学療法の継続との比較:無作為化非盲検多施設共同第3相試験。

原題
Ramucirumab plus paclitaxel as switch maintenance versus continuation of first-line oxaliplatin-based chemotherapy in patients with advanced HER2-negative gastric or gastro-oesophageal junction cancer (ARMANI): a randomised, open-label, multicentre, phase 3 trial.
背景:本試験では、HER 2陰性の進行胃癌または胃食道接合部癌患者を対象に、オキサリプラチンおよびフルオロピリミジンによる化学療法を継続した場合と比較して、パクリタキセル+ラムシルマブによるスイッチ維持療法または早期二次治療が転帰を改善するかどうかを評価した。

方法:ARMANI第3相試験では、FOLFOXまたはCAPOXの3ヶ月後に疾患コントロールを得た患者280名を、主要評価項目として無増悪生存期間を用いて、維持群または対照群に無作為に割り付けた。

結果:無増悪生存期間の中央値は、スイッチ維持療法群(6.6ヶ月)の方が対照群(3.5ヶ月、p=0.0002)よりも有意に長かった。

結論:パクリタキセル+ラムシルマブは、免疫療法または標的薬に適さない適格患者に対して有効な治療戦略である可能性がある。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00580-1
PMID: 39557058

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