頭頸部がんにおいて、腫瘍および血中B細胞の存在量は、確立された免疫チェックポイント遮断反応予測シグネチャーよりも優れている。

原題
Tumor and Blood B Cell Abundance Outperforms Established Immune Checkpoint Blockade Response Prediction Signatures in Head and Neck Cancer.
背景:免疫治療は頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)の治療に有望であるが、奏効率には一貫性がなく、より優れたバイオマーカーが必要である。

方法:11の臨床コホートからのデータセット、合計1232のサンプルについて包括的な分析を実施した。本研究では、血液および腫瘍組織における細胞型および従来のマーカーを含む様々なバイオマーカーの予測能力を評価した。

結果:腫瘍B細胞浸潤は、生存および免疫治療反応の強力な予測因子として同定され、従来のバイオマーカーを上回った。末梢血単核細胞(PBMC)中のB細胞レベルも高い予測値を示した。

結論:B細胞量は免疫療法反応の有意な予測因子であり、臨床的意思決定におけるその使用を支持している。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.11.008
PMID: 39551185

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