原題
Effectiveness and safety of immune checkpoint inhibitors in Black patients versus White patients in a US national health system: a retrospective cohort study.
背景:黒人患者は免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の臨床試験では過小評価されているため、本研究ではこの集団における有効性と安全性を評価するよう促した。
方法:レトロスペクティブコホート研究では、2010~2023年にPD-1、PD-L1、CTLA-4、またはLAG-3阻害薬を投与された米国退役軍人保健局の黒人および白人患者の電子医療記録を分析し、生存および安全性のアウトカムを評価した。
結果:26,398人の患者のうち、黒人患者は白人患者よりも治療中止までの時間が長く、次の治療までの時間が同程度であり、全生存期間がわずかに改善し、免疫関連の有害事象の発生率が低かった。
結論:黒人患者はICIで同等の有効性を経験したが、毒性は低く、治療比に差がある可能性が強調された。これらの知見の一般化可能性を評価するには、さらなる研究が必要である。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00528-X
PMID: 39551068
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