シスプラチンが禁忌の患者における局所進行頭頸部がんに対するセツキシマブまたはdurvalumabによる放射線療法(NRG-HN004):非盲検、多施設共同、並行群間、ランダム化、第2/3相試験。

原題
Radiotherapy with cetuximab or durvalumab for locoregionally advanced head and neck cancer in patients with a contraindication to cisplatin (NRG-HN004): an open-label, multicentre, parallel-group, randomised, phase 2/3 trial.
背景:本研究では、シスプラチンを投与できなかった局所進行頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)患者を対象に、durvalumabとセツキシマブの有効性を比較検討した。

方法:非盲検、多施設共同、第2/3相試験(NRG-HN004)では、ステージIII-IVB p 16陰性または有害なステージI-III p 16陽性のHNSCC患者を登録し、durvalumabまたはセツキシマブと同時放射線療法のいずれかを受けるように無作為に割り付けた。

結果:登録された190人のうち、186人が無作為化された。追跡期間中央値2.3年の時点で、2年無増悪生存率はdurvalumabで50.6%、セツキシマブで63.7%であり、同様の有害事象が報告された。

結論:durvalumabは、この患者コホートにおいてセツキシマブと比較して転帰を改善しなかった。さらなる研究が必要である。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00507-2
PMID: 39551064
Open Access

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