原題
Significant Influence of Cardiac Radiation Dose on the Risk of Cardiotoxicity in Patients Receiving Adjuvant Trastuzumab and Radiation Therapy for Breast Cancer.
背景:本研究は,トラスツズマブ治療を受けているHER 2-ポジティブ乳癌を有する患者におけるガン治療関連の心臓血管毒性(CTRCVT)の発生率を調査した。
方法:1,378人の患者について後ろ向き分析を行い、959人が術後放射線治療(RT)を受け、419人がRTなしで管理された。CTRCVTはトラスツズマブ中または後の発生に基づいて分類された。
結果:95.8ヶ月間(中央値)の追跡調査において、69名(5.0%)の患者がCTRCVTを経験し、41名(3.0%)が治療中であった。心臓への放射線量は、特に有意な心容積曝露を受けた患者において、両タイプのCTRCVTのリスクを増大させた。
結論:心臓放射線量のモニタリングは、腫瘍学的転帰に悪影響を及ぼす可能性のあるトラスツズマブの早期中止を予防するために不可欠である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.11.009
PMID: 39549762
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