原題
Optimum radiation dose for palliation in head and neck squamous cell carcinoma (OpRAH) – A phase 3 randomized controlled trial.
背景:放射線療法は局所進行頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)の緩和治療に一般的に使用されているが、最適な放射線療法レジメンは不明である。この第3相試験は、2つの週1回の寡分割レジメンと、それらが無増悪生存期間(PFS)に及ぼす影響を比較することを目的とした。
方法:治癒的治療に適さない合計305人の非転移性HNSCC患者をA群(20 Gy/5#)とB群(30 Gy/5#)に無作為に割り付けた。PFS、全生存期間(OS)、および毒性を分析した。
結果:追跡期間中央値13.9ヵ月で、PFS(7.4ヵ月)およびOS(10.03ヵ月)は両群で同程度であった。毒性は管理可能であり、良好なパフォーマンスステータスはOSの改善と相関していた。
結論:この試験では、用量漸増によるOSまたはPFSの有意な有益性は明らかにされず、調査した緩和的放射線療法レジメンの安全性および有効性が強調された。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110611
PMID: 39522825
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