原題
JCCG ALL-B12: Evaluation of Intensified Therapies With Vincristine/Dexamethasone Pulses and Asparaginase and Augmented High-Dose Methotrexate for Pediatric B-ALL.
背景:JCCG ALL-B12臨床試験は、小児急性リンパ芽球性白血病(ALL)の未検証の治療段階を評価し、安全に焦点を当てた枠組みを確立することを目的とした。
方法:本研究では、新たにB-ALLと診断された1~19歳の患者を登録し、標準リスク(SR)群、中リスク(IR)群、および高リスク(HR)群に層別化した。無作為化比較により、様々な治療レジメンの効果を評価した。
結果:登録された1,936人の患者のうち、1,804人が適格であった。5年イベントフリー生存率は85.2%、全生存率は94.3%であった。SRではパルス療法の有意な有益性は観察されなかった;ASP強化はIRでは限定的であった;HRは標準治療と実験的治療で同等の結果を示した。
結論:この試験では、強化された化学療法の改善は頭打ちになった可能性があるものの、リスクに基づく治療の層別化により転帰を改善できることが実証された。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00811
PMID: 39531610
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