炭素イオンを用いたスポット走査ハドロンアーク放射線療法の最初の線量測定および生物学的検証。

原題
First Dosimetric and Biological Verification for Spot-Scanning Hadron Arc Radiation Therapy With Carbon Ions.
背景:スポット走査ハドロンアーク放射線療法(SHArc)は、炭素イオンビームを送達するための新しい技術であり、癌治療における線量適合性と線形エネルギー移動(LET)再分布を潜在的に強化する。

方法:本研究では、PMMAファントムにおける強度変調粒子線治療(IMPT)とSHArcを比較し、LETブースト用に最適化された追加のIMPT計画を用いた。線量検証には電離箱を使用したが、A549肺がん細胞株については、正常酸素状態および低酸素状態下でのクローン原性生存および核53BP1病巣反応を試験した。

結果:線量測定および生存アッセイにより、低酸素誘導耐性に対するSHArcの有効性が確認され、LETブーストIMPT計画では同様のLETが達成されたが、入口線量は増加した。

結論:SHArcは、最適化された線量分布で低酸素腫瘍を標的とするための実行可能な選択肢として有望である。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2024.101611
PMID: 39534427

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