局所進行非小細胞肺癌における放射線化学療法後のdurvalumab地固め前の好中球/リンパ球比およびリンパ球数の予後的価値。

原題
Prognostic value of neutrophil to lymphocyte ratio and lymphocyte counts before durvalumab consolidation after radio-chemotherapy in locally advanced non-small cell lung cancer.
背景:抗PD-L 1阻害剤であるdurvalumabは、放射線化学療法(RCT)後の局所進行非小細胞肺癌(LA NSCLC)の治療を変化させている。生存予測因子としてのリンパ球数(LyC)および好中球/リンパ球比(NLR)に関するこれまでの研究は、独立した検証を欠いていた。

方法:本研究では、2017年10月から2022年1月の間に患者を登録し、カットオフ値を確立するためにROC曲線を用いてdurvalumab前のLyC、好中球数、およびNLRを分析した。全生存期間(OS)はカプラン・マイヤー法およびコックスモデルを用いて評価した。

結果:トレーニングセットおよびテストセットの患者76人および85人において、LyC>0.61 G/Lはより長いOSを予測した(トレーニングでp=0.030、テストでp=0.0062)。

結論:LyC>0.61 G/Lは、RCT後およびdurvalumabのLA NSCLCにおけるOSの改善と相関しており、治療中のリンパ球減少症を最小限に抑えることが重要であることを強調している。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02553-z
PMID: 39516856

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