原題
Adding Metastasis-Directed Therapy to Standard-of-Care Systemic Therapy for Oligometastatic Breast Cancer (EXTEND): a Multicenter, Randomized Phase II Trial.
背景:この研究は、以前の研究が他の固形腫瘍におけるMDTによる無増悪生存期間(PFS)の改善を示唆したので、少数転移性乳癌を有する患者に対する標準治療(SOC)全身療法に転移指向療法(MDT)を追加することの潜在的利益を調査する。
方法:EXTEND試験は、転移が5以下の患者を対象とした多施設共同第II相無作為化試験であり、MDT+SOC全身療法とSOC単独を比較し、PFSを主要評価項目とし、全生存期間および生活の質を含む様々な二次アウトカムを用いた。
結果:合計43人の患者(22人のMDT、21人の非MDT)が分析され、MDTの追加は、PFS(15.6ヶ月対24.9ヶ月)、全生存期間、または生活の質の測定値を有意に改善しなかった。
結論:研究結果は、SOC全身療法と組み合わせた場合、MDTは少数転移性乳癌患者に全身的利益をもたらさないことを示しているが、試験のサンプルサイズが小さいため結論は制限される。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.10.030
PMID: 39486645
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