[(177)Lu]Lu-PSMA-617を投与された転移性去勢抵抗性前立腺がんおよび肝転移を有する患者の転帰。

原題
Outcomes for Patients with Metastatic Castration-Resistant Prostate Cancer and Liver Metastasis Receiving [(177)Lu]Lu-PSMA-617.
背景:転移性去勢抵抗性前立腺癌からの肝転移を有する患者は、全身療法に対する限られた反応を示す。本研究では、このサブグループにおける[Lu]Lu-PSMA-617(LuPSMA)による治療後の転帰を検討する。

方法:2022年3月から2023年3月までにLuPSMAで治療した273人の患者のメイヨークリニックデータベースを用いて、患者を肝転移状態により分類した。PSA反応および全生存期間(OS)を、カプラン・マイヤーおよび多変量Cox回帰を含む統計解析を用いて比較した。

結果:273人の患者のうち、43人が肝転移を有していた。PSA反応は肝転移を有する患者の方が低かった(30.2%対49.8%)。OS中央値は肝転移患者の方が有意に短かった(8.35ヵ月対未到達)。

結論:肝転移はLuPSMA治療の不良な転帰を予測し、有効性を高めるための代替治療戦略の必要性を示唆している。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.124.268277
PMID: 39477495

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