未分化甲状腺癌における抗プログラム細胞死リガンド1+標的療法:非ランダム化臨床試験。

原題
Anti-Programmed Death Ligand 1 Plus Targeted Therapy in Anaplastic Thyroid Carcinoma: A Nonrandomized Clinical Trial.
背景:未分化甲状腺癌(ATC)は稀で攻撃的な癌であり、特に非BRAF変異腫瘍に対しては治療選択肢が限られている。

方法:第2相試験では、腫瘍の突然変異状態に基づいて全身療法を受けたことのないATC患者43人を登録し、単一施設で免疫チェックポイント阻害薬と併用したマッチドターゲット療法の有効性を評価した。

結果:本研究では、一次解析に42人の患者が含まれ、全生存期間(OS)中央値は19ヵ月であった。コホート1(BRAF V600E)のOSは43ヵ月と最も長かったが、コホート2(RAS/NF)およびコホート3(非BRAF)では、それぞれ8.7ヵ月および6.21ヵ月であった。

結論:標的療法を併用したatezolizumabは、ATC患者、特にBRAF変異を有する患者のOSを有意に改善した。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.4729
PMID: 39446377

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