進行した胃または胃食道接合部腺癌における第一選択療法としてのチスレリズマブおよび化学療法と併用したDKN-01:DISTinct。

原題
DKN-01 in Combination With Tislelizumab and Chemotherapy as First-Line Therapy in Advanced Gastric or Gastroesophageal Junction Adenocarcinoma: DisTinGuish.
**背景:**抗PD-1薬を用いた進行胃食道逆流症(aGeA)に対する最前線の治療の進歩は、不良な転帰を示している。本研究では、フルオロピリミジン/オキサリプラチンと、DKK 1中和抗体DKN-01を併用した場合の安全性と有効性を評価する。

**方法:**第IIa相試験では、測定可能なaGeAを有する未治療患者にDKN-01、チスレリズマブ、オキサリプラチン、およびカペシタビンを投与した。安全性が主要評価項目であり、副次評価項目には客観的奏効率(ORR)、無増悪生存期間(PFS)、および全生存期間(OS)が含まれた。

**結果:**登録された25人の患者のうち、ORRは73%であり、90%がDKK1-high腫瘍であった。PFSおよびOSの中央値は、それぞれ11.3ヵ月および19.5ヵ月であった。

**結論:**DKN-01はaGeAの標準治療と併用しても安全であり、有望な有効性を示しているため、無作為化試験でさらに調査する必要がある。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00410
PMID: 39432867

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