原題
The value of elective neck irradiation in management of esthesioneuroblastoma: a retrospective study based on propensity score matching.
背景:本研究では,稀な悪性腫ようである感覚神経芽腫(ENB)の臨床的リンパ節転移陰性患者における選択的頚部照射(ENI)の効果を評価する。
方法:2009年から2021年の間に新たにENBと診断された178人の患者について、傾向スコアマッチング(PSM)を用いてレトロスペクティブ分析を実施し、ENIの有無にかかわらず治療されたリンパ節転移陰性患者を比較した。
結果:リンパ節転移陰性の被験者149人のうち、ENIを投与された被験者は、ENIを投与されなかった被験者と比較して、全生存(OS)および無増悪生存(PFS)が有意に改善し、治療失敗率も低下した。
結論:ENIは局所領域の無再発生存期間を顕著に延長させ、局所進行リンパ節転移陰性ENB患者に対する初回治療の重要な要素として推奨される。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02539-x
PMID: 39434155
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