原題
Cyclin-Dependent Kinase 4/6 Inhibition as a Novel Therapy for Peritoneal Mucinous Carcinomatosis With GNAS Mutations.
背景:胃腸管の粘液性新生物,特に癌遺伝子に突然変異を有するものは,しばしば腹膜の粘液性癌腫症(PMC)に至り,化学療法の結果は不良である。
方法:この研究は、ゲノムプロファイリングおよび以前の化学療法評価を用いて、個別化された癌治療試験に登録された16人の患者を対象とした。ほとんどの患者は虫垂腫瘍を有し、12人は以前に化学療法で進行していた。
結果:癌胎児性抗原(CEA)の顕著な減少が13人の患者で観察され、50%が12か月後に安定した疾患を維持した。追跡期間中央値は有望な生存率を示した。
結論:CDK4/6阻害剤であるパルボシクリブは、変異体PMCにおいて臨床活性を示し、さらなる研究に値する実行可能な治療選択肢であることを示唆した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00511
PMID: 39413348
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