治癒目的の従来の放射線療法で治療された非小細胞肺癌患者における心房細動の新規発症の予測。

原題
Prediction of new-onset atrial fibrillation in patients with non-small cell lung cancer treated with curative-intent conventional radiotherapy.
背景:心房細動(AF)は非小細胞肺癌(NSCLC)患者における胸部放射線療法(RT)の重大な副作用であり、生活の質と生存に影響を及ぼす可能性がある。本研究は、RTを受けているNSCLC患者における新規発症AFの予測モデルを作成することを目的とした。

方法:この研究には、治癒目的のRTで治療されたステージI-IVのNSCLC患者が含まれていた。ベースライン時およびフォローアップ時のECGをAFの発生について分析した。様々な臨床的予測因子および心臓の線量-容積測定値が統計モデルに含まれ、ノモグラムの作成につながった。

結果:374人の患者のうち、11.2%が新規発症AFを発症した。有意な予測因子には、高齢、肥満、アルコール摂取、および腫瘍の位置が含まれた。

結論:このモデルは、新規発症AFの高リスク患者を効果的に特定し、RT後の積極的なモニタリングと管理の必要性を示唆している。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110544
PMID: 39341504
Open Access

コメント

タイトルとURLをコピーしました