領域リンパ節照射で上腋窩レベル1を除外しても、乳癌を有する患者の腋窩再発リスクは上昇しない。

原題
Excluding upper axillary level 1 in regional nodal irradiation does not increase axillary recurrence risk in patients with breast cancer.
背景:本研究では,えきかレベル1(AXL1)を含む影響に焦点を当てて,領域に対する術後放射線療法における乳癌結節照射(RNI)の最適範囲を検討した。

方法:非転移性片側乳癌を有する1,780人の女性の後ろ向き分析を行い、広範なRNI(AXL1を含む)と限定されたRNI(AXL1を除く)を比較した。傾向スコアマッチングにより、1,020人の患者のコホートが得られ、腋窩再発率に関する非劣性が評価された。

結果:中央値67.9か月の追跡後、5年腋窩再発率は類似しており(1.2%対1.6%)、限定RNIの非劣性を確認した。無病生存率と全生存率も同等であった。

結論:限定的なRNIは領域制御の有効な選択肢であると考えられ、広範なRNIと同様の結果が得られ、AXL1を含めることによる追加的な利点はないことが示唆された。
Journal: Pract Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.6)
DOI: 10.1016/j.prro.2024.08.010
PMID: 39362597

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