非骨髄性悪性疾患に対して化学療法を受けている患者における貧血に対するロキサデュスタットの有効性と安全:無作為化非盲検実薬対照第III相試験。

原題
Efficacy and Safety of Roxadustat for Anemia in Patients Receiving Chemotherapy for Nonmyeloid Malignancies: A Randomized, Open-Label, Active-Controlled Phase III Study.
**背景:**低酸素誘導因子プロリルヒドロキシラーゼ阻害剤であるロキサデュスタットは、非骨髄性悪性腫瘍患者の化学療法誘発性貧血(CIA)の治療における有効性と安全について評価された。

**方法:**中国の44施設で実施された第III相試験では、ヘモグロビン(Hb)濃度を主要評価項目として、159人の患者を12週間のロキサデュスタット経口投与群または組換えヒトエリスロポエチン-α(rHuEPO-α)皮下投与群に無作為に割り付けた。

**結果:**159人の参加者のうち、140人が含まれていた。ロキサデュスタットは、rHuEPO-αの15.4 g/Lと比較して17.1 g/Lの平均Hb増加を示し、非劣性が確認された。

**結論:**ロキサデュスタットは、この患者集団におけるCIAに対してrHuEPO-αと同程度に有効であり、その経口製剤により治療コンプライアンスを高める可能性がある。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.02742
PMID: 39353163

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